栗六公園 [思い出話]
子供の頃、近所には幾つか公園があったんだけど、私にはちょっと他とは雰囲気の違って感じられる公園がありました。
そこには夾竹桃がわさっと茂り、根元にはベージュ色の饅頭のようなキノコがぽこぽこと群生してた。棒で叩くと胞子が舞った。
公園の夾竹桃とキノコの粉は毒だって噂が流れてた。半分当たりでハズレね。
子供の私にはその真偽がわからなかったので、ちょっと怖かった。
すべり台的な幅広斜面のコンクリがあって、その横にアベリアがたっぷり植わってた。
アベリアの花に、いろんな蝶や蜂などの虫がいっぱい集まって来ていました。
その中に、必ずといっていい程、オオスカシバが混じってた。
でっかい蜂みたいのがホバリングしてる姿は、私の目には奇異に映り、怖かった。
6才くらいだったか、ここで人生初の痴漢遭遇をしました。
夕暮れどき、夾竹桃の生い茂る陰で身体を触られまくられた。
初老の優しそうなおじさんで、ずーっとニコニコしてたので、怖いという感じはなかった。
幼い私には、ことの意味がよくわかんなかったのですね。
後から、あれはヤバかったんだ・・とわかってきて、ちょっと怖くなった。
そんな怖い思いの色々で、他の公園とは空気感が異なるように感じられたのかも。
それで、この公園には近づかなくなったかといえば、その反対で、最もよく遊びに行ったと思う。
ちょっと怖いってのは、面白いとか興味を惹かれるってのと同義なんでしょうね。
オオスカシバに出くわすのも、この公園だけだった。
たまたまだったかもしれないけど、他所では全く見かけませんでした。
飼ってたセキセイインコのお墓も、この公園です。
インコ大好きだったのですが、死んじゃったり逃げちゃったりで長く飼えたためしがなくて。
死んじゃった鳥を、ここの土に埋めていました。
何羽埋めたか覚えてないけど、けっこうたくさん・・・
その公園の名は、タイトルの栗六公園といいます。
六月と栗原(いずれも町名)のそばにあるから、この名なんだと思うんですけど。
試しに検索してみたら、衝撃の事実が発覚した。
ヨミガナ/「クリムツコウエン」とあるではないですか!! あだちのみどころ発見
くりろく公園じゃないのー!!?
本当に昔から、くりむつ公園、だったのだろうか・・・
周り中みーーんな、くりろく公園って言ってたのに!
町の名の六月だって、そのまんま、ろくがつ、なのに!
くりむつ。むつ・・・? 釈然としない~
(画像を挿入 2/4)
滝本晃司さんのCD「3g」を購入しました。オールインスト曲のアルバム。
3gってのは、やっぱり、オオスカシバの体重なのかな?
飛ぶオオスカシバの、かっこいいジャケです!
『オオスカシバ』てタイトルの曲も入っているのです。
同日に作った、赤緑タイプのマカロンストラップと一緒に♪
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