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やまとなでしこ(ワイン) [酒(主にワイン)]

1週間前くらいに、やまとなでしこのロゼを飲みました。

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左側の方ね。日本の山葡萄にピノノワールを掛け合わせた交配種・やまとなでしこ に、山梨の自家農園産のシャルドネをブレンド、美しいバイオレットカラーに仕上がったロゼ。

薄い赤ワインってかんじの色みです。比率はおおよそ2:8、シャルドネ主体。

味は悪くもなかったんですけど、これといった特徴もなく、平板でした。ほの甘いジュースみたいなかんじでとても飲みやすく、アルコールを感じさせない。

平板という点では、最近よく飲んでるNZワインもそうだなーって思ったりしましたが、NZの方は変化に乏しい以外はどこをとっても傑出しているので飽きることはありませんが、この国産ロゼは半分くらいで飽きちゃった・・・

なので、自分で変化をつけてみました。

ロゼ3、南仏赤ワイン1、カシスリキュール少量、でカクテルにしてみた。

なかなかいける♪赤カベルネのタンニンで、ぐっと引き締まり、カシスで果実味に厚みがでた。

次、赤ワインを白ワイン(チリ・シャルドネ)に変えて。これまた好バランス♪

キールそっくりだわー♪なんて楽しんでたのですが・・・

ちょっとまて。キールのカクテルレシピは、カシスを白ワインで割っただけ、つまり、ロゼがどっかに消えちゃったってわけですよ!3:1で1のシャルドネに負けてどうしますかー?

明らかに、チリ・シャルドネのテイストが前に出ていた。

やまとなでしこロゼにも、国産のシャルドネがたっぷり使われてる筈なんですが、その個性はよく感じ取れませんでした。

今回使った赤白ワインは、こちら↓

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うちのお店でグラスワインで出してるやつですが、小売価格で、なでしこロゼより少し安価。

どーしても、まだまだ、これらと国産ワインでは価格と品質に開きがありすぎて、売っていくことを考えると検討の余地無し・・・残念です。

せっかく日本に生まれて住んでるんだから、自国の少量生産のワインは飲んでいきたいし、店で取り扱ってもいきたいのです。

最近は国産ワインもかなり質が向上して美味しいものも増えてきていますが、味的に同レベルのものが国産は他国のものより価格3割増といった印象。日本はコストが高いんだろうね・・・

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こんな小さなカードがワインの箱に添えられてあって・・・

なでしこ農園は、この品種に目をかけた女性が運営してるとか。

他国のブティックワイナリーなんかとは趣が違うものの、工業製品的なものにない、手作りの丁寧な良さが感じられます。

だから、今後に期待!これからも注目してこう、と思います。

 

トップ写真右側の赤は2日前くらいに飲んだ。

こちらは、なかなか良質でありました。インクを溶かし込んだようにきめ細かな濃いカラー、タンニンもありますがとても柔らかく、洗練されたボージョレの上物を思わせるようなつくり。色みは、マセラシオンを施したかのよう。

ただ、味バランスがあまりよくなかった。やけにビター。

甘味酸味など他の味成分が強くないと、ほろ苦味は美味しさとして活きません。

苦みは難しい味成分だけど、これを美味しいと思えるワインに仕上がったら大成功でしょうね。

やまとなでしこ、って品種の将来性を感じました。こちらも、今後に期待です。

 

六花亭のマドレーヌとこの赤ワインの相性がことのほか良くって面白かったです。

糖分とバターが加味されて、オイリィなリッチバランスに整ったようでした。


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