地底マントラの先 [日記]
4/6、雨の合間の生温い曇り空の下。
お昼頃に、道後の石手寺を散策しました。
撮ったのは裏手ばっかりですが、ずらっと並べてみようかと思います。
本堂の奥に、怪し気な洞窟入口がありまして。
拝観料100円入れてねってハコが置いてあるので、100円入れていざ中へ。
ひと1人やっと通れるくらいの、ほっそい入口でしたが、中はまあまあの広さ。
短いトンネルかと思いきや、これが意外な程に長かった・・
温い外に比べ、中はひんやりと冷たく、鍾乳洞のようでした。鍾乳石は無いけれど。
うす暗い、というかほぼ真っ暗なトンネルに、道標のように地蔵さんが適当な間隔で立っています。その真っ赤な帽子が、うっすらと灯かりのように、ほわっ・・ほわっと次々行く手に浮かんでる。
その感じだけでも、じゅ~ぶん現実離れ!パラレルワールドに迷い込んだかのようです。
真っ暗な両壁にライト向けると、けっこういろんな像が並んでる。が、暗闇に向かってフラッシュ焚く気にはなれなかった。
時折、傘のホネみたいのに、チェーンのようなのがみっしりからまってるのがぶらさがっていたりした。 以前はこれに電飾が灯されてたらしい。あのハデぽい飾りが光を発していたなら、回りの像の姿も露わになって、相当な妖しさを放ったのではなかろうか?今は真っ暗で残念です・・・
で、ここでようやく1枚目の写真、洞窟出口のタイトル。
地底マ・・・
続き右側、ント・・・しかわからないけど、葉陰に「ラ」の文字。
「地底マントラ」! なんとも大層な名が冠されております。
その先には奥の院。櫓の上には、どことなくアメリカン?な風貌の朽ち欠けた閻魔様が。
閻魔様、逆光?で真っ黒りんで、撮影は断念・・・しかし、逆光でなくても、どの写真もみーんな暗め!フラッシュやってもやんなくてもおんなじ!曇天とはいえ、昼日中なのになんでなの?と思いました。たまたまでしょうか。
45m行った先にあったものは。
門の向こうに、ゴールドの物体。。。異様
黄金の玉葱を支える獅子さんたち。
その中央に、ポール状の何か。
すくうようなお手々のなかみは、、、
ビー玉がいっぱい!!どっさりあるとキレイねビー玉!!
金玉葱の入口にはこんな張り紙が。
今はなかには簡単には入れないみたいです。残念ー。
来た道を引き返した時、像が倒れてるのに気付いた。
これ、珍寺道場で見た朽ち欠けのガネーシャでは?
裾の形で、それらしいと思ったが・・・更に風化が進んで、象頭の影も形もなくなってる・・・諸行無常やね。
その近くにあったこれなんかは、もっと凄いことに!!
もはや完全崩壊。元が何だったのか、これでは知るべくもないな。
台座に流れた錆の色に、年月の凄みを感じるなー。良い風合い。
そんな長いこと風雨に晒され放置され、朽ちるがままの像の傍、お遍路さんの1人も来ない、忘れ去られたようなこの場所にも、桜の花が鮮やかに。
八重桜?濃いめピンクの花びらに残る雨露。パッと明るく、風化像となんと対照的な。
それに、この写真は明るく写ったのよね。他のはみんな澱んだようなのに、これだけは。
なんかねえ、不思議なことですね。
車道に出ると、傍らにまた風化中の像が。
サラスヴァティーみたいですね。だいぶ剥げちゃって黒ずんでしまわれた。。。
高みにそびえるは、巨大な弘法大師様。 日中友好のシンボルなんですって。パンフに書いてあった!謎の文言とともにねえ~
さあ、これで終わりか?帰ろうかーと思ったら。
幼稚園の隣りに、何か怪しげな・・・
これは?
あれだ!廃墟と化した休憩所!
ここかー、これかあ!としげしげ観察。
もうあのでかい絵画は無いみたい。撤去されたか。
だいぶ寂しい感じになっちゃったが、中は物が散乱して荒れ放題で、廃墟レベルは上がったなぁ、と。。。
顔だけ像、ちょっと不気味!妖怪風やね。
この色鮮やかな怪しい像は変わってないみたい!?塗装の剥げも大丈夫そう。これだけなんで~??
なんでだろ?ふしぎふしぎ!これだけ新しいの?ってこともまず無いと思うんだけどなあ。
石手寺探検写真、以上でした!
いんやー、楽しいとこでした!
まだ探検しきれてないとこも色々ありそうなので、またいつか行きたいな。
また行ったら、また何か変わったところが見つかるかも。
普通、寺社なんかはずーっと変わらんものだのにねー。
ここも、お遍路の札所だし、表側は殆ど昔と変わらずなのかもねー。
しかし裏側は・・・手入れが追い着かないのか諦めてるのか、部分的にはもうどうでもいいとでも思われてるのか?人の手付かず荒れ風化状態。崩壊した像を覆うように草伸び放題。しかしそれはそれで、大層見応えがあるというものです。
表と裏の対照的な様相、それぞれに、強烈で面白かった♪
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