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年末年始赤ワイン [酒(主にワイン)]

2014年、あけましておめでとうございます。

本日は、年末年始に飲んだ赤ワインのことを。 

年末ラストにあけたのも、年始最初にあけたのも、入手してから10年は経ておりまして。

西荻に住んでた頃は、そうした個人所蔵の上物ワインをあまり飲んでなかったし、殆ど買い足しもしなかった。そういうゆとりがあまりなかったんだなあ。

それが松山に越して来たらのんびりタイムありありで、そういう、あける機会を逸してたワインに次々手を出しています。 

後生大事に持ってましてもねえ、だんだん歳もとってゆきまして、お酒をがっつり味わうには身体の方がついていかれなくなりますから、今のうちにね。

手元の、荻窪に住んでた頃に買った上物も、あと数本までになってきてるかな。 

それがなくなった後は、そこまで上級でなくても。中級くらいのいいもの探して飲んだ方が気軽で良いと考えています。

 

で、年末ラストに飲んだのがこれ↓

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仏ブルゴーニュの名手・アンヌ グロのシャンボール ミュジニィ2000

畑名ラ コンブ ドルヴォーは1級畑(プルミエクリュ)と認識してたんですが、今回調べたら、アンヌ グロの所有分はヴィラージュに相当するのだとか。しかも同畑内には特級畑(グランクリュ)も含まれてるという、なんともややこしい状況が判明し、ほんとワインはその中身も知識も一筋縄ではいかないわーと再認識した次第。

抜栓のタイミングは丁度いい頃合だったとみえて、素晴らしい華やかさを味わえました。

瓶底の方ではさすがに透明感は失われたものの、荒くザラつくような澱が全く無く、実にクリーンでシルキー、13年も経てこの状態は珍しいと思う。丁寧上質な造りをするとこうなのかしら?

コルクとキャップシール↓

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よーく染み込んでて、幾分柔らかでしたので、折れかかってヒビ入っちゃった・・・抜栓時、ちょっと慎重さが足らなかったですw

この状態からみても、瓶内はもう充分飲み頃を迎えてることが伺える。

 

そして、元旦にあけたのがこれ↓

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カリフォルニア・ナパヴァレーの、ハリソン カベルネ ソーヴィニヨン1997 

がっしりとした古典的ボルドータイプの造りです。

が、このワイン、抜栓時に殆ど何の抵抗もなくコルクが真ん中へんでスポッと折れてしまいまして、びっくりでした。普通、折れる時にはそれなりにメリメリとした抵抗感があるのですがー。

安物ワインでもあるまいし、どーしたことか!?と。

その後、残ったコルクを回収するも、モロモロと崩れて小片だらけになってしまって、実に難儀しました。

見たところコルクは、ワイン液面は黒々しているものの、側面までは全く染み込みがありません。 

カツカツに乾燥してるふうでもなく、脆く柔らか。

染み込みがあって柔らかくもしなやかだったアンヌ グロのコルクとは全然感じが違います。

ハズレコルクだったのかなー?珍しい。

あんまりボロボロになっちゃったので撮る気にならなかったのですが、一応撮っときゃよかったかな?もう遅いですが。

肝心の中身は劣化もなく美味しかったので、よかったです。

ただ色々と、アンヌ グロとは対照的でした。

まず、前日から立てておいたのに、瓶にべっちゃり張り付いて落ちない澱が。

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濾過せずに瓶詰めしてるそうなので、澱多めとなるのは無理ないことですが。

にしても、オリ多かった!

ワインのオリとなる成分は雑味とともに旨味もたっぷりなので、濾過であんまり取り去ってしまい過ぎるとちょっとつまらない事にはなるのですが・・・アク取りのしすぎとおんなじ感じね。

その加減はもう、造り手の考えひとつ。自然派ワインほど無濾過なのが多いです。 

しかし、オリ成分は旨味もあるものの、やはり余計ものが多く含まれるのよね。基本、取り除かれるものだから、当然ですね。

つまり、悪酔い成分とでもいうようなのもいっぱいなわけだ。

効いちゃいましたよー、このワインは!

ちょっと嫌な酔っ払いかたをした・・・翌日すぐ抜けましたが、頭痛が。

上物ワインでこんな酔い方するとは珍しい経験です。

いや、ワインはとても美味しかったんですけどねー。

なんというか、エキス分が濃過ぎて、旨味も悪酔い成分などの雑味もなにもてんこ盛り!ってかんじで・・・もうちょっとくらい、濾過してもいいのでは?との感想を持ちました。

それとも、私の体力がもう、このワインに追いついていないのか[がく~(落胆した顔)]


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