離島の中島 [日記]
一昨日フェリーで行った中島は、周囲26kmと離島としては大きめ、人口も3000人くらいいるそうです。
柑橘の産地として栄えていて、最盛期には15000人くらい住んでいたとか。
海が大変キレイ
この海を泳いで渡ってきたらしいイノブタが野生化・繁殖して数を増やし、5年くらい前からミカンを食い荒らす害獣として困ったことになっているそうです。
狩猟で仕留めた個体のDNAを調べると、イノブタでなくイノシシになっているそうで。
どうやら、イノブタどうしで交配を重ねるうち、先祖返りで純血イノシシに近くなってきてるんじゃないか?って。
大学で研究してもらってるそうなんですけど、確かなことは今のところはまだあんまり判っていないそうです。生息数すらも。
仕留めたイノシシ肉が食べきれないくらいあるそうで、なんとか食品への利用や販路を拓きたいそうなんですね。
美味しい肉料理になるなら、うちの店で扱えないものかなー、というのが訪ねた目的でした。
車で島内一周案内してもらい、イノシシ肉も試食用にたんまり入手。
いたる所にミカンの木、今は、青くて小さな未熟果をつけていました。
発毛育毛剤に使われる頃合?なぁんて思いながら見てた。
ミカンの他には茶畑も。
茶畑はイノシシに荒らされないそうです。葉っぱには興味ナシか。
人口が減ってしまったからか、廃墟や空き家がいっぱいでした。
中でも異彩を放ってた空き家がこれ。
高い塀にりっぱな瓦屋根、てっぺんにはシャチホコもいて、お城のような風情。
なのだけど、よく見ると塀ばかりで、建物はこれと物置っぽい離れがあるだけの、一見豪邸ふう・不思議ヘンテコリンな造りのおうちなのでした。
中に入らせてもらったという人の話によれば、感謝状が飾られてあり、贈られた人も贈った人もここの所有者の名になっていたとか。自分で自分に感謝状。
このヘンテコリンな風合いを見れば、なるほど~なエピソードだと思いました。
斜面の木々が覆い被さり、塀の隙間から枝が突き出て緑生い茂ってます・・
植物はスゴイね。
放置のまんま長ーい年月が経てば、建築物全体包み込まれてしまうかな。
塀に、コクワガタ発見!
こんな虫を見たのも、ずいぶん久しぶりでした。
コメント 0